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魚のヒミツ−今までお寄せいただいた質問について

Q1 ナマコの体の一部(皮など)をめくって置いておいたらまた再生しますか?

ナマコは再生能力がすごいようです。海でナマコを良く見かけると思いますが、イタズラをしてナマコを突っついたりすると、お尻から内臓の一部(キュビエ氏管)を吐き出します。この現象は、ナマコが敵に襲われた際、内臓を吐き出すことで敵の注意をそちらに逸らし、自身の身を守るための手段と考えられます。この吐き出した内臓は、2,3週間で再生するそうです。

ちなみに、このナマコの再生能力を生かして作られる珍味があります。能登半島の名物として有名なナマコの腸を塩漬けにした「このわた」です。生かさず殺さずと言ったところでしょうか。ナマコにしてみればいい迷惑です。

ナマコの優れた再生能力については多く報告されています。

ただゴロゴロ転がっているようで、見た目鈍臭いヤツですが、意外と優れた能力を持っているものですね。

[日本の海水魚]
持ち運びやすいコンパクトサイズの図鑑ですが、日本近海の海水魚1246種を掲載。海に出かける時はいつも携帯しています。