HOME > 水族館 > クマノミの仲間

クマノミの仲間

1

クマノミひと口メモ

ダイバーに限らず多くの人に愛されるクマノミです。どのクマノミが好みですか?

スズメダイ科に属するクマノミの仲間は、28種になります。日本で見る事の出来るクマノミの仲間は、「クマノミ」「ハマクマノミ」「カクレクマノミ」「ハナビラクマノミ」「セジロクマノミ」「トウアカクマノミ」の6種類です。

ご存知の通り、クマノミはイソギンチャクと持ちつ持たれつの共生関係にあります。また、雄から雌への性転換が有名です。

あの可愛らしい姿とは裏腹に非常に縄張り意識が強く、他の魚が自分のテリトリーに近づくと、これ以上近寄るなと、ヒレを広げたり、音を出したりして威嚇します。特に産卵の時期には、少しでも彼らに近づくと自分より大きな相手でも平気に攻撃を仕掛けてきます。 クマノミの出す威嚇音は「カチカチ」と聞えるクマノミが小さな歯をぶつける音と喉の骨を擦って出す「クックッ」と聞える音がします。水中でもその音はしっかりと聞えてきます。 その威嚇に対しても逃げずに、更に近づくと今度は攻撃を仕掛けてきます。噛み付いてくるんです。カメラのレンズにさえ噛み付いてきます。可愛い顔をしていますが、口元を見ると小さな鋭い歯が並んでいます。私も実際に何度か噛まれたことがあります。結構痛いものです。(ちょっと血が滲んだりして)

そんなクマノミは一夫一婦制でとても仲の良い魚であります。どちらか一方が死なない限りズーッと一緒です。我々人間も見習わなければ・・・・。何はともあれ、クマノミは海の中では可愛いアイドル的な存在でしょう。