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イカの仲間

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イカひと口メモ

イカの仲間は世界に450種ほど存在し、その生態は種類により様々である。イカの仲間で代表的なものは、ヤリイカの仲間、スルメイカの仲間そしてコウイカの仲間でしょう。これらは、食卓にもよく上り馴染み深いものだと思います。

イカの先祖を遡れば皆さんも良くご存知の貝類に辿り着きます。オウムガイを見ると、その顔付きはまるでイカかタコそのものです。コウイカに見る甲(他のイカには見られない薄い半透明状の甲羅のようなもの)は、貝殻の名残です。

彼らの生息域は世界中に広がり、浅瀬から深海まで様々な環境に適応しています。そして小さなホタルイカから体長十数mにも及ぶダイオウイカまで、大きさ、形、生態、様々です。また、イカの仲間には忍者のように姿形を周りの背景に同化して、敵から身を守ったり、狩のときのカモフラージュとしたりするものがいます。その代表はコウイカの仲間のコブシメではないでしょうか。彼らの変身術には目を見張るものがあります。

食用としてのイカは、刺身、フライ、煮物、干物、焼き物、塩辛などなど非常に馴染み深いものばかりです。イタメシブームが来てからはイカスミ料理も一般的になりました。そして、日本で消費されるイカの量は世界一。また、家庭で食べられる魚介類の中でも一番多いと言われています。イカは私たちにとって、最も身近な魚介類といって過言ではないでしょう。