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ヒメジの仲間

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ヒメジひと口メモ

トレードマークは口元に生えた長いヒゲ。これで海底の獲物を捜し歩きます。

ヒメジの仲間は約60種です。

英語では「Goatfishes」と呼ばれています。ヒメジの口元にあるヒゲが、ヤギのヒゲに似ていることから付けられた名前でしょう。また、日本ではヒメジの中に「オジサン」と呼ばれる種類のものがいます。これもあの独特なヒゲに由来するものでしょうか?

実はこのヒゲ、ヒメジにとっては非常に大切な器官で、これが無いと彼らは生きて行くことが出来ません。このヒゲには味を感じる器官(味蕾と呼ばれる感覚器官)があり、これを使って海底の砂底に潜む主に甲殻類を見つけ出し、好んで食べています。彼らをじっと観察していると、エサを求めてしきりにヒゲを動かし、常に砂底を這い周っています。 また、ヒメジの仲間の中には体色変化するものも見られ、同じ種類の魚でもアレッと思う時があります。

食用としてのヒメジは、ムニエル、蒸し物、空揚げ、天ぷら、刺身など上げられますが、あまり食卓では見かけない馴染み無い魚のようです。人気が無いため、魚屋さんでもあまり見かけることがありません。そのため、値段も安くなっておりお買い得の魚だと思います。比較的大きな型のものは刺身にすると美味しく、タイにも勝るとも言われます。