クサフグ Takifugu niphobles
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クサフグ Takifugu niphobles
- 〔標準和名〕 クサフグ
- 〔英名〕 Grass puffer
- 〔分類〕 フグ科
- 〔学名〕 Takifugu niphobles
- 〔体長〕 15cm
- 〔分布〕 北部太平洋
- 〔生息域〕 温帯海域
- 〔撮影地〕 神奈川県−江ノ島
初夏になると大潮の満潮時に日本の各地の海辺でクサフグの産卵行動が見られます。満潮の2時間ほど前から、どこからともなく浅瀬にぞくぞくと現れてきて、いつの間にか辺りはクサフグで一杯になっています。そして、突然水面が泡立ち産卵行動が始まります。すると海面がやや白く濁り、辺りに生臭い臭いが立ち込めてきます。30分から1時間ほどそんな行動が断続的に繰り返されます。その後、再び潮に乗って海へと帰って行き、いつの間にかあれだけ沢山いたクサフグが一匹も居なくなってしまいます。自然の神秘ですね。このクサフグ、とても可愛らしい姿形をしていますが、とても強い毒性を持っています。皮膚にも毒があるので無暗に手で触ったり、ましてや素人が捕まえて調理して食べるなんて事はしないようにしましょう。